『彩』




白い光に照らされた世界は、
色が感じられなくて。
僕の目に見えたのは、
黒く長く伸びる影だけ。
動いているのも、止まっているのも、
みんな黒い影みたいだった。

そんなことを思い出して、
肩を震わせつつ、
僕はキャンバスに色をのせる。




comment
 ≫「モノクロームな世界に色を付けていこう」という、歌のフレーズから発展。
   彼が最初にキャンバスにのせたのは、何色でしょうね……